2018年5月20日14時より、当ホールにおいて福井萌/亀居優斗/吉原清香トリオコンサートが開催されました。クラリネット2人(福井、亀居両氏)にピアノ(吉原氏)という希少な組み合わせのコンサートです。
<ご挨拶>(コンサートプログラムより)
本日は、福井萌・亀居優斗・吉原清香トリオコンサートへとお運びをいただきまして、誠にありがとうございます。
本公演は二人のクラリネット奏者とピアニストのトリオという、使用楽器は皆様ご存知のものでありながら、コンサート形式としては少し珍しい編成と言えます。今回は選曲を含めとても興味深い内容となっており、クラリネットという楽器の新しい魅力、そしてクラリネット奏者お二人とピアノの音色の重なりがあってこそ導かれる、表現の奥深さと親しみやすさをお感じいただけることと思います。(後略)
ON music project 北川明孝
コンサートの幕開けはシューベルト。「岩の上の羊飼い」がクラリネット2本とピアノという編成で披露されます。
続いては亀居氏のクラリネットソロでルヴェル「幻想曲」。
そして吉原氏がショパン「バラード第3番 」を熱演。
第一部の最後はベールマン「協奏的二重奏曲」で締めくくられました。
第二部の始まりはフランスの現代作曲家マントヴァニ「メタル」。譜面台6本にわたってナイアガラの滝のように広げられた楽譜も壮観なら、これがクラリネットかと思わず耳を疑うお二人の演奏も凄絶です。
吉原氏のピアノソロでドビュッシー「喜びの島」ラフマニノフ「絵画的練習曲 音の絵」と続いた後は福井氏のソロでボザ「イタリア幻想曲」を披露。
コンサートの最後はポンキエッリ「クラリネット二本の為のイル コンヴェーニョ」で締めくくられました。
この素晴らしいコンサートの模様は一部動画でご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。